2年で正社員を辞めてあとは派遣で

初めて派遣社員として勤務したときの経緯としては、私の場合は大学を卒業して社員として入社した会社がブラック企業だったことにあります。氷河期と言われる中新卒採用であっても社員での入社は厳しく何十社も受けてやっと内定を貰った会社に入社したのですが、その会社の勤務時間が1日10時間以上でサービス残業、尚且つ休みも週に1回あるかないか、接客業で年中無休だったので当然シフトもそのように組まれています。その上不景気だからボーナスも出ないとあっては正直な所時間給に換算すると学生バイトより低いといった状況でした。

それで嫌気が差してしまい2年足らずで自己都合で退社したものの、当然2年足らずの社員経験では経験値は足りずに何社も受けたのですが中途採用枠では採用を貰うことは出来ませんでした。自己都合なのですぐには失業手当は貰えないし、社員時代も手取りで16万円くらいで生活がいっぱいいっぱいだったので貯金もなくあまり悠長に転職活動をしている余裕もなくとりあえずと思って派遣に登録してお仕事を紹介してもらったのです。最初は仕事をしながら経験を積むなり、じっくりと転職先を探せばいいといった気持ちでした。しかし派遣でもスキルや資格がないと紹介してもらえる仕事は誰にでも出来る仕事になってしまうので続けていても経験値を上げることが出来ないのが現状です。

それに社員で仕事をしている時は上司とパートさんの板挟みで人間関係に苦しんだので、派遣はその点気楽でしたし、時間給で休みもしっかり貰える点がいいと思いました。正直最初は大学まで出してもらったのに派遣で仕事というのは親に申し訳ないと思ったし自分でもどうかと思ったのですが、実際に働き始めると社員で働いていた時より快適で責任も少なくてストレスがあまりないのが魅力だと言えます。勿論仕事ですから楽しいという事もないし嫌なこともありますし、派遣同士でも人間関係は多少あります。ですが派遣の場合は契約期間があるんで嫌なら契約を更新しなければいいといった気持ちの余裕があるんです。

それに派遣の場合は派遣会社が間に入っていてシフト等も組んでいるので休みの希望も派遣会社の担当の人に言えばきちんと対応してくれます。繁忙期に残業などがある場合でも残業をするかしないかは個人の自由なので社員の時みたいに仕事が終わらないから帰ることが出来ないなんてこともありません。

その後派遣で働く気安さをしってしまえば、貯金を貯めて再度転職活動とか、資格を取って専門職につくといった気力もなくなってしまいました。私自身は独身で養う人がいる訳でもないので自分の生活だけなら派遣でもなんとかなることもあり結局その後もいくつか仕事を変えつつも派遣として働いています。そして派遣としての勤務が長くなると社員として働きたいと思っても社員として働くことが出来ないのが現状だと言えます。派遣の場合は会社の都合によって契約満期で切られてしまうことも多いので1つの会社に長く勤務することは難しいと言えます。そして職種や業種の違う職業を転々としていると経験値も上がらないし、派遣では出来る仕事の範囲というのもかなり限定されてしまいます。そして派遣の場合はボーナスもなく、時給アップもないので20代の内はさほど大きな差はなくてもどんどん年収の差は広がっていく一方だと言えます。さらに結婚したとしても育児休暇なんて派遣にはないし、退職金も出ません。そう考えると派遣で働くことは気楽ではありますがデメリットも多いということが出来ます。ですが30代半ばを超えると社員での採用は絶望的ですし派遣でお仕事を探すしか道がないということが出来ます。